うまくいかないのは頑張りが足りていないからだと思ってしまう理由

何かになることを目指して頑張ってもうまくいかない

日本に住む多くの人が、何かになることを目指して頑張る世界に住んでいる

のではないかと思います。

私も以前はその世界に住んでいました。

誰かや何かに憧れて、「いいなぁ」と思うとそれになろうと目指して頑張る、

でも、そもそも自分以外の誰かや何かになれる筈もないので、ずっと頑張って、

しんどくなっていくだけなんですよね^^;

その世界にいると、それが当たり前になっているため、

「うまくいかないのは、自分の頑張り度が足りていないからだ」と思いこみ、

もっと頑張ればきっとうまくいくはず!と自分に鞭を打って無理をしてしまう。。

でも、そんなことを続けていると、いつか自分の心が悲鳴をあげる時がやってきます。

しかもそこで頑張っている限り、そのループから抜け出せません。

何のために頑張っているのか、、その目的は何なのか、、を振り返ってみることから

始めて見るといいかもしれません。

何かのきっかけがないと、その世界から抜け出すことはなかなか難しいのですが、

少しづつでも、固まった世界観にヒビを入れていって、パカっと割って、あるいは

ぶっ壊して、その世界から抜け出せたらいいなと思います。

何かを得るために修行する世界で幸せになれるのか

これも昔は普通のことだと思っていました。

何かを得るためには、何かを差し出さなければいけないという概念の世界です。

何かを得ると何かを失う、という言葉がありますが、それは陰陽のようなバランスの話です。

でも、それとは違って「何かを得るために」という、目的が自分の利益のため、

欲のために行動するというのが、変だなという感覚を今は持っています。

徳をつむために、滝に打たれたり断食をしたり厳しい修行をして、

心の平和を手に入れる人は実際にいるのかもしれませんが、

その目的が極楽浄土へ行くため、とか、死んでから幸せになるためとかだとしたら、

何のためにこの世に生まれて、何のために今生きているんだろう?と素直に疑問を感じます。

その世界を否定しているわけではありません。

ただ、本当の豊かさや幸せを感じるためにはつらい思いや苦しいみを乗り越えなければ

手に入れられないという概念はおかしいなと感じます。

不自由な概念の世界に生きている人たちが、その不自由さに気づいて、

自由になっていくことがとても重要だなと感じます。

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